コツコツ始めよう『冬の節電チャレンジ生活』
ご自宅で使用する電力の約60%を占めているのが[エアコン][照明][冷蔵庫][テレビ]の4品です。
暖房器具や照明の使用頻度が増え、1年の中で最も光熱費が嵩む『冬』
家電や設備の使い方に気を付けていれば、電気代を節約する事が可能となります。
小さな積み重ねが大きな節電効果に繋がります。
節電に取り組むことは、電気代の節約はもちろん、地球温暖化の原因の一つといわれる「二酸化炭素(CO²)」の排出削減にも繋がっていきます。
節電ポイントをしっかりとおさえ、冬の節電生活にチャレンジしてみませんか?
『エアコン』
POINT 設定温度は『20℃』が目安に!
消費電力に大きく関わる設定温度は高くすればするほど電力も消費します。
21℃から1℃下げるだけで節約になります。
POINT エアコンとサーキュレーターや加湿器を併用して節電
エアコンに向けて対角線上にサーキュレーターを設置すると、室内の空気をかき混ぜながら、天井に溜まりがちな暖気を部屋全体に行き届けることが出来ます。
設定温度を低めにしていても、加湿器を使用し、湿度を上げることで体感温度がアップします。
POINT ストーブとの併用使用で速暖
エアコンは室内が暖まるまでに時間がかかります。
速暖性のあるストーブを併用使用し、部屋を一気に暖めた後、ストーブの電源をOFF!
エアコンの設定温度が低いままでも室内は十分暖かいままです。
POINT 厚手の床まで届くサイズの長いカーテンを使用しましょう
家中のいたるところから、冷たい隙間風が入り込んできます。
より少ない消費電力で部屋を暖めるために、冷たい空気が部屋になるべく入らないようにし、熱が逃げるのを防ぐのがポイントとなります。
***豆知識***
暖房器具に頼るだけではなく、自分自身を暖かくすることが大事です。
特に首、手首、足首の太い血管が通る「3つの首」を温めることにより、防寒効果を高めることが出来ます。
『照明』
POINT 電気はこまめに消灯して節電
誰も居ない室内の照明が無駄に点きっぱなしになっていませんか?
照明の明かりをこまめに消し、必要な時に点灯するだけで分かりやすく、すぐ実践できる節電方法です。
リモコン付きの照明器具は、リモコンで電気を消しただけでは主電源は切れず、待機電力が消費していきます。
長時間使わない、外出時等は壁のスイッチを切ることを心掛けましょう。
POINT 照明器具をこまめに掃除
照明器具のカバーや照明器具が汚れていると、明るさが半減します。
余計な電気代を減らすためにも、こまめに掃除して明るさアップ!
POINT LED電球、LEDシーリングにチェンジして節電
丸型、薄型、角型などデザイン豊富なシーリングライトは家庭で一番使われている照明器具です。
白熱電球をLED電球に交換するだけでも消費電力の節約になり節電できます。
LEDシーリングも調色・調光、自動で明るさを調整する「エコモード」など便利な機能も充実しています。
『キッチンまわり』(冷蔵庫/炊飯器/電気ポット)
◒冷蔵庫◓
POINT 熱い物は、冷ましてから入れて節電
温かいものをそのまま冷蔵庫に入れていませんか?
庫内温度が上昇し、冷やすのに余分なエネルギーが消費されてしまします。
冷ましてから入れるようにしましょう。
POINT 冷蔵庫内の整理をしましょう
冷蔵庫内に食品を詰め込みすぎると冷気の循環が悪くなり、食品を取り出すときに手間取ってしまい、冷気が逃げてしまいます。
庫内の整理整頓をすることにより、物の場所が分かりやすく、無駄な開け閉めを防ぐことが出来ます。
詰め込む量は、6割から7割程度を目安にすると節電効果が高まります。
◒炊飯器◓
POINT 炊飯器の保温と電子レンジの温め直しは、どちらが省エ!?
保温機能は、長くなると電力消費量が増え、美味しさも損なわれます。
ご飯を炊飯器で保温するのは4~5時間程度を目安としましょう。
余った時は、冷凍保存するなどし、その都度電子レンジで温め直す方が、美味しく食べられ、節電にもなります。
◒電気ポット◓
POINT 保温するなら低めの温度設定で!
低めの温度で保温し、必要な時に都度再沸騰させましょう。
お湯はコンロで沸かし、ポットにうつすとより節電になります。
保温効果の高いステンレスポットは季節を問わず使用出来ますので、電気を使わず保温できるステンレスポットやマグボトルを気軽に使用して節電しましょう。
『テレビ』
POINT メインスイッチをOFFにして節電
リモコンの待機状態でも電力は消費しています。
見ていなくても長時間つけっぱなしになりがちなテレビはこまめに電源をOFF.
長期不在時は、プラグを抜くようにしましょう。
POINT 画面の設定を見直して節電
映像モードが設定できる機能付きテレビの場合は、標準モードやリビングモード、省エネモードに設定するなどし、画面の輝度を調整しましょう。
明るければ明るいほど消費電力は増えます。
明るさセンサーなど、自動調整する機能は、活用していきましょう。
省エネは、エネルギーをかしこく、スマートに使うこと!!
自宅で出来ること、会社で出来ることをコツコツと始めてみましょう。
家計にも、地球にもやさしい暮らしに繋がる『省エネ』
『ちょっとの工夫で家計も地球も笑顔に』目指せ!節電上手!!
参考文献:家庭の省エネハンドブック、九州電力、くまにちすぱいす