ゆとりある老後資金のためのアパート経営
「人生100年時代」に必要な備え
日本の平均寿命は男女ともに過去最高 。女性の過半数が90歳まで生きる時代となりました。
「人生100年時代」は決して大げさではありません。
2019年の日本人の平均寿命は1990年と比べて女性は5.55歳、男性は5.49歳延びました。
長くなった引退後の人生に必要な資金をいかに確保するのか?
少子化が進み、働き手が少なくなる社会で医療や介護分野に十分な人材が供給されるか?
長寿を手に入れたかわりに、考えておかなければならない課題も増えているような気がします。
厚生労働省のまとめによると、2019年日本人の平均寿命は女性87.45歳、男性81.41歳となり、女性は7年連続、男性が8年連続で過去最高を更新しました。
1990年の女性81.9歳、男性75.92歳からはそれぞれ約5年半寿命が延びています。
医療分野で技術革新が進んでいることに加えて、高齢者の健康意識の高まりも影響していると考えられます。
2019年に生まれた人が、75歳まで生存する人の割合は女性は88.2%、男性が75.8%。
90歳まで生存する人は女性51.1%、男性27.2%でいずれも過去最高の割合となりました。
厚生労働省の平均寿命グラフ
老後資金は早めに計画することが大切
「結婚」「出産」「進学」など、人生には様々なライフイベントがあります。そのイベントの最後を締めくくるのが「老後」です。
子供が成人するまでの間は、様々なイベントや出費が重なります。「やっと老後の準備ができる」と思った頃には定年間近になっている可能性もあるため、注意が必要です。
現在の1ヶ月あたりの平均年金支給額は、1人あたり約15万円です。高齢夫婦無職世帯の1ヶ月の平均支出が約27万円であることを考えると、夫婦が同じ条件で年金が支給されていたとしても、3万円の余裕しかありません。どちらか一方に介護が必要になった場合は、約16万円が介護費用として毎月発生するため、大幅な赤字になってしまいます。
年金に月収20万円を加えることができれば、老後の生活資金にも余裕が出てきます。
その手段として注目したいのが賃貸アパート経営です。
賃貸アパート経営を始めれば、世の中に住宅を提供することで社会貢献・地域発展への貢献が可能となり、さらに賃貸オーナーというステータスを得ることができます。管理会社とのやり取り等で人と会う機会も増え、「社会に参加している」と言う実感をより強く持てるようになるでしょう。
また、安定した収入を得られることで気持ちの余裕も生まれるはずです。収入は生活費だけでなく趣味や旅行など遊興費に充てることもでき、より豊かな老後生活を送ることができるでしょう。
賃貸オーナーになることは、生涯現役でいきいきとした豊かな老後を過ごすための理想的な選択肢のひとつと言えます。
定年を迎えたら、あとは国から支給される公的年金だけでのんびりと過ごす…と言うことはほぼ難しいということです。
ゆとりのある老後生活を実現するために、これからは自助努力による老後資金対策が必要になることでしょう。